船村徹一周忌

平成30年2月15日((木)東京千代田区の帝国ホテル富士の間において、

船村先生一周忌の法要が行われました。

一番弟子の北島三郎同門会名誉相談役、鳥羽一郎同門会会長と内弟子たち、

先生とご縁の深かった大月みやこ、伍代夏子、島津亜矢、松原のぶえ等

歌手の皆さん、作詞家作曲家、音楽関係者など約300名が、

それぞれの思いを込めて白いカーネーションを献花、ご冥福を祈りました。

ご長男で喪主の作曲家蔦将包さんは、参列者にお礼の言葉を述べたあと、

「毎年6月12日の誕生日に行っていた「歌供養」の第32回目を、

5月に心臓手術を受けたため断念せざるを得なかった。父の心残りであった

この歌供養を、今日ここでやらせて頂きたいと思う。」と挨拶。

司会の宮本隆治さんがこの一年に亡くなった音楽仲間を紹介。

スクリーンにレコードジャケットを映しながら、それぞれの代表曲を

先生の専属バンドであった「仲間たちバンド」が演奏しました。

故郷の春をイメージした祭壇でほほ笑む先生

北島三郎さんは献杯のあと、亡き師匠との

思い出を約20分間ユーモアを交えて語った。


兄弟弟子の北島さんと鳥羽さん


最後に鳥羽一郎、静太郎、天草二郎、走裕介、

鷲崎孝二ら内弟子たちは、特別な思いを胸に

「師匠(おやじ)」を熱唱した。


     「師匠(おやじ)」

           星野哲郎 作詞

           船村 徹 作曲

1.子でも孫でも ない他人(ひと)の子を

  火の粉背負って 育ててくれた

  仰げば尊し 師匠の拳(こぶし)

  あまりの痛さに 恨んだ日々が

  今じゃ恋しく 懐かしい


2.ほめて袈裟がけ 世間の無情

  広い背中で さらりと受けて

  にっこり着流す 師匠の笑顔

  黙って学べと 言うことなのか

  俺も持ちたい あの度量(こころ)


3.女なんかに 迷うなばかと

  叱る自分が 女に迷う

  仰げば尊し 師匠の涙

  ちょっぴりのぞいた赤坂あたり

  栃木訛りの 風が吹く    


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